【スマブラSP】クラウドの性能評価 | コンボ・立ち回り・各種攻撃解説

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皆さんこんにちは。ウメブラスタッフのエルです。

スマブラSPが発売して1週間近くが経過しましたが、その間自分はウメブラに向けてクラウドをメインに使ってました。

前作であるWiiU版では強キャラとして広く知られていた(Smashlogランキングでも2位)クラウドですが、今作はどうなのでしょうか。

今回はそんな、ニンテンドースイッチ(Switch)版「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(スマブラSP)」参戦ファイタークラウドの性能や立ち回りの長所・短所をまとめていきます。

クラウドについて

クラウドはファイナルファンタジーⅦに登場するキャラクターです。

ファイナルファンタジー全シリーズを通しても、屈指の知名度を誇り、前作WiiUで参戦が決定した際は世界中が驚きました。

必殺技も原作で使用していたリミットブレイクから輸入しており、原作ファンにはお馴染みのものが揃っています。

そんなクラウドですが、スマブラでは地上でも空中でもトップクラスの運動性能を誇り、通常攻撃技・必殺技ともに優秀な技が揃っています。

トップクラスの運動性能を活かした立ち回りから、攻撃の差し込みや着地狩り、復帰阻止と攻撃面で非常な優秀な性能を持つ半面、復帰に難があるのが特徴です。

技の性能も素直なものが多いため、スマブラの読み合いが理解できているプレイヤー全てにおすすめできるファイターです。

※これ以降の内容は1vs1モードでのクラウドを想定して書いています。

クラウドの出し方

  • 大乱闘モードプレイ後に挑戦者として55番目に登場
  • サムスで勝ち上がり乱闘を6週目にクリアした際に登場

弱・強攻撃性能

弱攻撃

攻撃 ダメージ 発生F
弱1 3% 4F
弱2 2.4% 5F
弱3 4.2% 6F

クラウドの地上攻撃で最も発生の早い技であり、密着時の暴れ等で使用します。

弱2段目、弱3段目はそれぞれ前段の弱攻撃からの派生技であり、追加でボタンを押すことで発生します。

具体的に2段目は1段目の8F-21F、3段目は2段目の10F-29Fの間に押すことで派生するため、相手にガードされてもタイミングをずらすことが可能です。

強攻撃・DA

攻撃 ダメージ 発生F
横強攻撃 13.2% 9F
上強攻撃 9.6% 6F
下強攻撃 8.4%/7.2% 7F
ダッシュ攻撃(DA) 13.2%/9.6% 9F

※スラッシュで書いているパーセントは持続部分を当てた際のダメージです。

強攻撃・ダッシュ攻撃は各種優秀な技が揃っています。

横強攻撃は発生が9Fで横方向へのリーチが長く、単発のダメージが高いため高%で崖際に追い詰めた際に当てることで撃墜が狙えます。

上強攻撃は発生が6Fと速く、上方向への攻撃範囲が広いです。低%で当てた際、コンボの始動技として上強や空中攻撃に繋げることが出来るのは有名です。

また、今作はダッシュから強攻撃が打てるようになったため、クラウドの運動性能を活かし着地狩りの択としても優秀な性能を誇ります。

下強攻撃は横方向にスライディングをするモーションのため横方向へのリーチが長いだけでなく、低い姿勢でウルフのブラスター等の飛び道具を避けながら攻撃できます。

この技はクラウドの強攻撃の中でも最も様々な用途があります。

例えばふっ飛ばし方向が上のため持続当てから空中攻撃へのコンボを繋げたり、8F-17Fまである持続を生かして崖に捕まる際に頭が出るキャラを狩ったりもできます。

ダッシュ攻撃はふっ飛ばしがそこそこ強く、前方向に面での広い攻撃判定を持っています。反撃としてのダッシュからの撃墜手段としての使い方が最も有名でしょうか。

空中技

攻撃 ダメージ 発生F
空N 9.6% 5F
空前 15.8%※1 18F
空後 15.6% 11F
空上 13.2%/10.2% 8F
空下 18%※2/9.6% 11F

※1:前空中攻撃は剣の当たる位置によりダメージや吹っ飛びが若干変わり、正確には4種類あります。
※2:下空中攻撃は剣の当たる位置によりダメージや吹っ飛びが変わり、弱い場所は15.6%です。

次にクラウドのアイデンティティの1つと言っても過言ではない空中攻撃について解説します。ダメージは大ジャンプからのダメージを載せています。

空中N攻撃は、5Fという非常に早い発生に加え前後に広い攻撃判定を持つため、空対空の暴れや復帰阻止で非常に協力な性能を誇ります。

前空中攻撃は、前方向に面での非常に広い攻撃範囲を持っており、引きながら振るとガードされてもジャスガ以外での反撃が難しく、また背の低いファイターに対しても有効です。

後ろ空中攻撃は横方向へのリーチが長く、前空中攻撃に比べて発生が早く、横方向へのふっ飛ばしが強いです。撃墜の手段としても優秀です。

見た目に反して、真横だけでなく若干斜め上方向への攻撃判定もあるため、相手のジャンプや崖上がりジャンプに対して牽制で振るという行動も非常に強力です。

上空中攻撃は上方向に対して面での広い攻撃範囲があり、持続も長いため着地狩りの択として非常に優秀です。ふっ飛ばしは前作に比べ弱くなりましたが依然として強力な攻撃です。

下空中攻撃は着地時の下方向への暴れや、空中で下方向への持続の長い攻撃として重宝します。

掴み・投げ

攻撃 ダメージ 全体F
掴み打撃 1.56% 6F
前投げ 8.4% 35F
後ろ投げ 7.2% 31F
上投げ 10.2% 50F
下投げ 8.4% 43F

クラウドは投げ単体で非常に強い技を持っているわけではありませんが、強力な通常攻撃の牽制で相手がガードを固める場合は投げの択も狙っていきましょう。

前後上の3種類は状況を見て使うことで、場外への追い出しや着地狩りの展開へと繋がります。

下投げはクラウドの後ろ方向へ比較的弱い吹っ飛びのため、読み合いからコンボが繋がります。

スマッシュ攻撃

攻撃 ダメージ 発生F
横スマ 22.8%※1 19F
上スマ 15.6/9.6% 15F
下スマ 18%※2 8F

※1:3段技であり剣の当たる部分によって微妙にダメージが変化します。今回は3段全て最大ダメージの際を記載しています。
※2:前方向・後ろ方向と順番に攻撃を出すいます。後ろ単体でみた場合発生は21Fでダメージは14.4%です。

横スマッシュは少し引きながら放つふっ飛ばしの強い技です。確定で当てられる箇所やガードブレイクの際は狙っていきましょう。

上スマッシュは上方向に広い攻撃範囲と強い判定を持っています。反撃の手段だけでなく、相手の暴れ着地に対しての着地狩りとしても有効です。

下スマッシュはクラウドのスマッシュの中で最も早い発生の技であり、前側が当たれば基本後ろ側も当たります。

前方向の相手に攻撃を当てたのにも関わらず後ろ側にふっとばすため、崖を背負った際に当てた場合は一発逆転も狙えます。

必殺技

通常時

攻撃 ダメージ 発生F
NB 9.6%/7.2%※1 18F
横B 22.8% 10F
上B 18% 7F
下B 0% 6F

※1:空中で使うとダメージが下がる。

リミットブレイク時

攻撃 ダメージ 発生F
NB 22.8%/7.2%※1 (10F-17Fで全身無敵) 18F
横B 31.2% (6F-11Fで全身無敵) 10F
上B 25.2% (5F-12Fで全身無敵) 7F
下B 1.2%※2 14F

※1 空中で使うとダメージが下がります。
※2 空中で使うとダメージが下がり、発生も17Fと遅くなります。

クラウドの技で空中攻撃と並んでアイデンティティと言えるのが必殺技です。

通常時は横必殺技が対空の技や横方向への牽制として優秀であり、ダメージも高いです。

相手の攻撃をガードした際の反撃の択として上必殺技も非常に優秀です。

リミットブレイク時は下必殺技以外の全てが特定のFで全身無敵がついており破格の性能を持っています。

離れた相手に速く持続のある斬撃を出すN必殺技、前方向に発生が速く広い攻撃判定を出す横必殺技は地上でも復帰阻止でも優秀です。

上必殺技は復帰距離が伸びるのはもちろん、ガードからの撃墜択としても優秀です。

下必殺技は通常時は6F発生でリミット無し状態から400Fで満タン、リミットブレイク時は強力なふっ飛ばし技である画竜点睛に変化します。

クラウドの長所・短所

クラウドの長所

地上・空中共に非常に優れた運動性能に加え、強攻撃や空中攻撃も強力な技が揃っているため攻撃力の高いファイターです。

技の発生も速いものが揃っており、攻撃範囲も広くダメージも高いためお見合い状態において非常に有利に展開を作れます。

全てのリミットブレイクに全身無敵がついているため、強制的にじゃんけんを押し付ける状況が作れるのも初心者には魅力的です。

大抵の行動に対する正解択を持っているため、動かしやすく初心者から上級者まで幅広くおすすめできるファイターです。

クラウドの短所

今作からリミットブレイクの時間が15秒で切れる仕様変更が行われたため、ステージと相手キャラクターによってはリミットブレイクが万全に機能しません。

復帰距離もリミットブレイク時以外では短めのキャラクターであり、復帰阻止が強いキャラクター相手には苦戦を強いられます。

総括

発売前はリミットブレイクの弱体化により、大幅な弱体化をくらっているのではないかと一部では予想されたが、蓋を開けてみると高性能な性能と使いやすさは変わらずでした。

空中での移動回避がシステム的に追加されたことで、前作に比べ横方向への復帰距離が伸び復帰の選択肢が広がった反面、前作で猛威を奮った各種技の吹っ飛びが弱体化しました。

立ち回りが強いため、依然として強いファイターであることは間違いないですが、今後プレイヤーのジャストシールド精度が上がるにつれ空中攻撃や横必殺技が振りづらくなるのではないかと予想しています。

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