みなさんこんにちは!あとりえです。
ご存知の通り、1月30日午前10時にスマブラSPの新バージョンであるVer2.0.0が配信されました。
本記事では、前バージョンVer.1.2.1から最新バージョンVer.2.0.0にかけての変更点(ファイター・システム面)をまとめると共に、それに伴う個人的な意見や感想を述べていこうと思います。
細かい調整内容については、任天堂公式HPをご覧ください。
パックンフラワー参戦
今回のアップデートにおける目玉コンテンツ、追加ファイターのパックンフラワーが参戦しました。
詳しい技のフレームやコンボなどはここでは言及せず、また別の記事で詳しく紹介させていただきますが、並以上の性能であるだろうと巷では噂されています。
面白い必殺技やふっ飛ばしが強力なスマッシュ攻撃を持つファイターなので、今後の開拓に期待です。
スマブラSPとしては初のDLCファイターの追加で盛り上がっていますが、さらにあと5体もの追加ファイターが待っていると思うと胸が熱くなりますね。
既にペルソナシリーズからジョーカーの参戦が発表されていますが、残りは何のファイターが参戦することになるのか、気になるところです。
ジャンプボタン2つ同時押しで小ジャンプ
この調整は意外でしたが、スマブラはシリーズを通して初心者の方にとって小ジャンプの入力が少し難しいゲームだったので、初心者の方には嬉しいアップデートだと思います。
話が逸れてしまいますが、今作スマブラSPから「いつでも小ジャンプ」というシステムが追加され、大ジャンプ最速空中攻撃を出そうとすると小ジャンプが暴発してしまうという問題を抱えています。
今回のような調整が可能なのであれば、「いつでも小ジャンプ」機能にオン/オフを付ける、キーコンフィグで新たに「小ジャンプボタン・大ジャンプボタン」を追加するなどの調整も期待できます。
ファイター調整の所感
image by @PopiSSB
前作スマブラ4のファイター調整はいわゆるダウナー調整(ナーフ・弱体化)が多く見受けられました。
しかし、今回のスマブラSPにおける1回目のファイター調整ではアッパー調整がメインの調整になっています。
この変化はプレイヤーにとって喜ばしいことではないでしょうか。
単純に技の後隙が増加したり発生が遅くなったりしてしまうと”もっさり感”が出てしまい、プレイヤーのモチベーション、延いては競技人口にも悪影響を及ぼしかねません。
しかし、余りにも強力な技を放置することも問題です。対戦ゲームの調整は本当に難しいと思います。
この辺は考えが分かれるところですが、個人的には今後もアッパーメインの調整が続くことを願います。
話を戻して、各ファイターの調整内容を見ていきましょう。
現環境で猛威を振るっているピーチ・ウルフ・ゲッコウガ・フォックスなどの高性能ファイター達には大きな弱体化が施されませんでした。
逆に、控えめな性能とされているカービィ・ロゼッタ・格闘Mii・ガオガエンなどが順当に強化されるという形になりました。
しかしながら、ダックハント・キングクルールなどの高性能ではないとされるファイターに対して弱体化調整が入っている点には疑問も残ります。
VIP部屋の勝率や試合内容を見ての調整なのでしょうか。
目立った調整が入ったファイターを紹介していきます。
強化されたファイター
カービィ
ダッシュ攻撃が差し込み技としてさらに優秀になりました。
機動力の無さやリーチの短さの影響で差し込みが弱いカービィにとっては貴重な強化です。
横強攻撃の後隙が減ったので、反撃を取られづらくなった上に回転率が上がりました。
下必殺技に新たにスーパーアーマーが追加されました。
それに伴い、相手の攻撃に対してカウンターっぽく当てることができ、相手の攻撃を読んだ際のリターンが上がりました。
ふっ飛ばしも優秀な為、この下必殺技で撃墜も狙えます。
ロゼッタ
怒涛の強化が来ました。
技のリーチが伸びたり、ふっ飛ばしが上がったり、後隙が減ったりと、単純な強化が数多く施されています。
ダッシュ攻撃は安定して2段ヒットするようになりました。
以前のバージョンでは1段目が当たっても2段目が当たらないことがあり、ロゼッタ使いは頭を抱えていたので嬉しい強化です。
チコの下強攻撃が前方向に攻撃判定が伸びました。
体感ではスマブラ4と同じくらいか、それ以上に前方向へのリーチが伸びたように感じます。
今回の調整で一番大きいと思われるのが、通常必殺技の後隙減少です。
そもそも今作のロゼッタはチコと切り離して戦うことを前提としてデザインされており、その切り離しが以前よりスムーズになったのは単純に強化です。
強化は行うけど、あくまでも今作は切り離して戦ってくださいという開発陣からの意図を感じます。
弱体化されたファイター
ダックハント
使い手が嘆いています。
立ち回りや火力稼ぎなどの要であった横必殺技のクレーが弱体化されました。
「スキを増やしました」という表記は今回の調整内容のページで唯一ダックハントの横必殺技だけでした。
従来のダックハントの王道コンボであったクレーからの空下やクレーからのクレー×n連携が繋がりにくくなりました。
その一方で、通常必殺技の缶は後隙が減るという強化を受けているので、新たな缶の使い道やコンボなど、使い手の開拓が待たれます。
キングクルール
VIP部屋に多いのか、お手軽だと判断されたからなのかは定かではありませんが、何故か弱体化されてしまいました。
メインの投げ連携始動技であった下投げの埋め時間が短縮されました。
この下投げと同様に、低%時におけるインクリングの横必殺技(ローラー)やゼロスーツサムスの下必殺技(フリップ)も埋め時間が短縮されています。(高%時は逆に埋め時間が増加している。)
一部の技を除き、全体的に埋め時間が長かった技が弱体化を受けています。ゲームスピードを早める意図でしょうか。
その他の調整
その他の調整で気になったものをピックアップしてご紹介させていただきます。
ガオガエン
ガオガエンの上必殺技の距離が伸びました。以前までステージに戻ってこれなかった距離でも復帰可能になったので、対戦する際は要注意です。上投げのふっ飛ばし力も上昇しています。
クロム
クロムの上必殺技を相手に当てて道連れした際、クロムが先にミスするようになりました。ただし、ステージ場外のかなり下の辺りで当てた場合相手の方が先にミスになることがあるようです。
ゲッコウガ
ゲッコウガの上必殺技を用いた簡単な着地隙キャンセル(通称ドロキャン)が出来なくなりました。崖付近や台端でキャンセルする通常のエッジキャンセルは残っているようです。
サムス/ダークサムス
サムス(ダークサムス)の下必殺技の後隙が減少しました。崖でのセットアップや着地狩り拒否に用いる下必殺技がさらに強力に。
ルイージ
ルイージの下必殺技(ルイージサイクロン)のふっ飛ばしが上昇しています。下投げから撃墜が狙えるかもしれません。
プリン
プリンの空中後ろの発生が早くなっています。ふっ飛ばしが強力な空中後ろの発生が早くなり撃墜を狙いやすくなりました。
スネーク
スネークの上強攻撃の本当てと判定されるフレームが増えました。スネークの代名詞である上強がさらに強化を受けています。
総括
使いにくくなったというファイターは少なく、出来ることが増えたファイターが多くなったように感じます。
全てのプレイヤーが納得のいくファイター調整は不可能なので賛否両論あると思いますが、個人的には良い調整だと思います。
この先もアップデートを控えるスマブラSP、これからの調整内容や新たなDLCファイターの追加に目が離せません!