勝敗を左右する、eスポーツ大会における“大会ルール”の種類と重要性

皆さんこんにちは。ウメブラスタッフのエルです。
今回は開催が間近に迫った『Frostbite2020』の情報をまとめてみようと思います。
過去に日本人が沢山活躍した経緯もあり、日本で非常に知名度の高い海外大会の1つです。
今年も例年通り沢山の有力プレイヤーが遠征するため、日本人の活躍に期待が高まります。
この記事の目次
※画像は「Frostbite 2017 WINNERS FINALS – tsu (Lucario) vs TSM | ZeRo (Diddy Kong, Cloud, Falcon)」より
Frostbiteはアメリカのミシガン州で2017年から毎年開催されているイベントであり、主催は日本にも馴染みの深いVaysethです。
過去を振り返ると、スマブラforWiiUでは2017年に現在SmashlogメンバーのTsuさんがZeRoを倒し有名になった大会であり、ZeRoが困っている姿が画面越しに見ていて印象的でした。
また日本対海外のクルーバトルが過去2回行われており、両方勝利しています。
特に2019年に行われたSPの大会では、直前のGenesisのTOP8に残った海外プレイヤーが全て入るという絶体絶命のメンバー相手でしたがZackrayを残して勝つという偉業を成し遂げました。
今年は残念ながらクルーバトルの予定は組まれていなさそうです。
それでは実際に今年のFrostbiteについてまとめていきます。
大会参加人数は1300人と、EVOJAPANの1819人やGENESISの1699人に比べると少し減っていますが、PGRのランクでは前者2つの大会と同様のS-Tier大会です。
ちなみにポイントだけを見ると、GENESIS7より高位の大会となっています。
大会ステージはGENESIS7と同じに設定されており、以下のようになっています。
最初に選べるステージ(スターターステージ)が
の5ステージ。
2戦目以降から選べるステージ(カウンターステージ)が
の3ステージ。
ウメブラで選べるステージにヨッシーストーリーを追加したと覚えるとわかりやすいかもしれません。
PGRのランカー50人の内、36人が参加しており、TOP10のプレイヤーは全員参加するといえば大会レベルの高さが少しはイメージできるかと思います。
EVOJAPANとGENESISが被ったことにより、2020年になってから日米のトッププレイヤーがガチンコでしのぎを削る初めての大会となります。
また天皇誕生日の振替休日に月曜日が当たるため、TOP8の試合を有給休暇を取らずに見れる人が多いのはラッキーな日程です。
次にFrostbite2020に参加する日本人選手を簡単に紹介していきます。
以下が参加するメンバーとシード一覧となっています。
大会のシードを見ると、EVOJAPAN2020よりGENESIS8の結果が重視された内容となっています。
大会で勝ち上がるためには、対戦の実力やメンタル等も勿論大事ですが、シード順位もかなり鍵になってくるのでシードでは少し厳しい戦いを強いられてしまいました。
トップシード組の「MkLeo」「Marss」「Samsora」「Nairo」「Tweek」5人の壁は厚く、今期この中に日本人がシードで割って入ることに期待していきたいところです。
また、シード順位だけを見ると厳しいですが、組み合わせでは上位シードで日本人が初めて当たるのが、勝者側16のRaito vs Shutonです。
それ以外は勝者側8以降にならないと当たらないため、シード以上の力を発揮して勝ち進めば、勝者側での日本人の潰し合いは極力さけられるトーナメントとなっています。
EVOJAPAN2020のTOP8組から6人、ランカー上位組のKamemeも参加するためZackrayに次ぐアメリカで2人目のS-Tier大会覇者がもしかしたら見られるかもしれません。
Frostbite2020は基本的には英語配信ですが、TOP8では日本語配信とパブリックビューイングが予定されています。
英語配信は以下のチャンネルをチェックしてください。
TOP8の日本語配信は、実況オムナオト、解説あばだんごで日本ではお馴染みのSHI-Gチャンネルで放送されます。
配信が予定されているRED BULL GAMING SPHERE TOKYOでは、パブリックビューイングが予定されております。
TOP8の配信開始時間は、例年のスケジュールから予想すると2/24の早朝が予想されます。
前日の夜から盛り上がりたい人、また朝から来るのが難しい人のために、前日夜から英語配信を垂れ流しつつのイベントも予定されているとのことです。
詳しい情報はスマパTwitterから発信されるとのことで、こちらもチェックしてみてください。
今回のFrostbite2020は通常のトーナメントに加え、国内外のプロチームによるクルーバトルも予定されています。
日本人プレイヤーはR2Gが1チームとして参加し、我らがSmashlogメンバーのRaito選手もThunderGamingの一員として参戦します。
こちらは現地時間22日土曜日にVGBCより配信があります。
PGRV3が始動してから、日本勢と北米勢がガチンコで闘う初めてのS-Tierイベントということで次シーズンを占う非常に大事な大会となっています。
そういう要素を考えなくても、TOP8進出を狙える日本人が多数遠征するので、それぞれの推し選手を応援するだけでも楽しめること間違いなしです。