皆さんこんにちは。ウメブラスタッフのエルです。
新型コロナウイルスの影響でウメブラJMは残念ながら中止になってしまいましたが、GWにはVoyageや闘龍門オンラインなどのイベントが行われ界隈は盛り上がりました。
そのような中で選手ではなく大会を運営しているTO(トーナメントオーガナイザー)も、この機会に何か出来ないかということで、「スマブラTOプレゼン会」という配信企画が開かれました。
私も参加させて頂いた中で、色々と新鮮な考えや情報に多くの驚きがありましたので、今回特に印象に残ったTSCのひもさんの発表と、北陸代表として発表した「北陸トライスマッシュ」のセラードさんの発表をご紹介したいと思います。
スマブラ東北大会「TSC」
最初はTSCのプレゼン内容について取り上げていきたいと思います。
TSCの大会理念とは極めてシンプルで、東北地方を盛り上げ、東北で最強のプレイヤーを決めようというものです。
さらにこれを実現するための方針が、東北地方にあるコミュニティのサポートを行い、新規プレイヤーを獲得したり、東北コミュニティ全体を活性化させるとなっています。
TSCはフリー素材
TSCは大会運営ノウハウを他団体に公表し、フリーに使って良いという取り組みをしています。
これだけだと凄さが伝わらないかもしれませんが、他人が見てすぐに真似をできるようにわかりやすくシステム化したり、資料をまとめていると考えると凄いことです。
https://t.co/JpgOpuXrvihttps://t.co/xGoQ8XT52U
プレゼンで話したフリー素材的に開放しているデータと、それを紹介したブログの記事のURLです。
今ちゃんと確認してみたら結構リンク切れてたり古いデータが掲載されていたりしたので、近いうちに新しいものに差し替えます。#スマブラTO— ひも (@himo9) May 6, 2020
実際に新しいコミュニティが立ち上がろうとした際に、具体的な行動として何を行っていいかわからない人は多いと思います。
それに対して上のようにノウハウを提供し、さらにそれに対するサポートまで行うことで、しっかりと新規団体のサポートが出来る環境が作られています。
またそれだけで終わらず、この活動によって結びついたコミュニティ間でノウハウの共有を行い、さらにアンケートで立ち上げ時の活動内容を吸い上げることでより洗練されていきます。
スマブラSPになってからのTSCはFor WiiU時代よりも確実に東北地方のコミュニティの支持を受け、東北地方にとって無くてはならない大会へと大きな進化をとげています。
理念がしっかりとしていて、それを実現するための方針も正攻法だが簡単な内容ではない、しかしながらそれを実現しているためすごく印象に残った発表でした。
北陸トライスマッシュ
続いてセラードさんのプレゼンについて取り上げていきたいと思います。
セラードさんのプレゼンは、北陸全体を包括しつつ、それの1つの集大成ともいえるトライスマッシュについて語られていました。
北陸地方の大会理念も極めてシンプルで、楽しそうなこと、面白そうなこと、好きなことをやっていくというものです。
この理念を元に活動した大きな方針の1つが、北陸地方を他の地域のプレイヤーに遠征先として見てもらい、遠征者も交えて大きな大会をやっていきたいというものです。
スマブラ大会運営プレゼンで僕が使ったパワポと喋った内容をまとめた記事です。省略してしまった部分を加えているため、最後まで読んでくださると嬉しいです。 #はてなブログ #スマブラTO
北陸と、北陸を動かしてきた『好奇心』 – セラー…https://t.co/JLnZy5A4ie— セラード (@Selard_SSBU) May 8, 2020
北陸を動かしてきた好奇心
北陸地方には実は元々色々な大会や週大会があり、少し距離がある新潟県を除く北陸3県の間では盛んにプレイヤーの交流がされていたことが冒頭で述べられていました。
それら運営陣が集まり、北陸地方で大きな大会を開けたら面白そうだよねということで実現した大会が、北陸トライスマッシュです。
それぞれの大会は大きくても64人規模程度だった地域で、128人の大会を開き実際に成功させるという実績を立てました。
ではなぜこれが出来たのかというところが面白いところで、何か特別なことをやったわけではなく、参加者に誠実にしつつ、自分たちが面白いと思うことをやったというものでした。
これは大きな大会を開く上で特別なハードルを感じている運営陣には大切な情報で、大きな大会だからといって必ずしも特別なことをやっているわけではないということです。
実際に発表でも述べられおり特に印象に残ったのですが、参加者が集まってみんなでやっていれば、自然と特色は出来ていきそれが特別なことになっていくということです。
自分たちの理念に向かって真っ直ぐ進んでいった結果、自然と方針も決まっていき、新しい特別を生み出してより成長していくという例を発表してくれたと思っています。
まとめ
どちらも自分たちの大会の理念や方針がしっかりと定まっていおり、それによる結果がしっかりと出ているという印象を受けました。
今回は2つのプレゼンについて紹介しましたが、他のプレゼンも面白いものが多かったです。
また個人的な感想として、それぞれの発表を聞いたり、舞台裏でTOが集まって会話している時にスマブラ界隈の運営陣の有能さに驚かされました。
これらの発言はちょっと上から目線となってしまい申し訳有りませんが、スマブラ界隈の未来が明るいと確信できた内容でした。
現在新型コロナウイルスの影響で色々な大会が休止となっていますが、収まったらすぐに再起動できるパワーに溢れている界隈にいることを嬉しく思います。