はじめまして!この度新しくスマブラのプロゲーマーとしてデビューしました、Raitoです。
この記事では僕自身の紹介を含め、プロゲーマーに至るまでの話やプロゲーマーになった後の収入の話など、多くのゲーマーの方々が気になる(?)情報を取り上げていきます。
Raitoってどんなプレイヤー?
ご存知の方もいるかとは思いますが改めて経歴紹介を。
小学校4年生の頃から「ポケットモンスターエメラルド」にがっつりハマり、少年時代を過ごし、その勢いのまま単独で小学校6年でオフ大会に出場しベスト8入賞を果たします。
それからの学生生活をポケモンと共に過ごしてきたものの、大学生活の半ばで「大乱闘スマッシュブラザーズfor3DS」にハマり流れるようにスマブラをプレイし続けます。
勢いのまま関東大規模スマブラトーナメント「ウメブラ」に参加し、WiiU版の購入を決意。その後実力を上げていって国内、海外大会で共に好成績入賞を果たし、世界ランクにも名前が載るようになりました。
元々プロゲーマーを視野に入れた活動をしていたの?
最初にスマブラをプレイしていた頃はプロゲーマーになるという目標は掲げてなくて、漠然と「プロゲーマーとして活動するにえとのさんをは凄い人なんだなあ」としか思ってませんでした。
それよりも周りの友人にトナメ結果で負けたくなくてただひたすらに自分の実力を上げることに専念していました。
大きいトーナメントでベスト8を取れるようになってきて、勢いのまま海外大会にも出場してみよう!と決意したのもこの頃だったように思います。
しかし意気込んで参加したEVO2016で事情は一変します。
EVOとはアメリカで開催されている複合ゲームタイトルのトーナメントで、全体で約15000人、スマブラforWiiU部門ではおよそ2600人のプレイヤーがエントリーしていました。
その大規模なトーナメントの3日目で僕は奮え上がるような経験をします。
ライブに劣らない派手な演出、数々のプレイヤーによるドラマ、絶対王者の存在…。など 他ゲームのことを全く知らない自分から見ても、思わず鳥肌が立つような舞台がそこにはありました。
「自分も好きな分野で、あの場所に立てるだけの実力が欲しい。何度だってこの舞台に来てこの感動を味わいたい」
EVOに参加したおかげで、これから先スマブラに関わっていく上での大きな目標が立てられました。
そして自分の人生においてプロゲーマーになるという選択肢が出てきたのもまさにこの瞬間だったのです。
Candeeにスポンサードされたキッカケは?
元々社会人としてクリエイター系の会社に勤めていました。EVO2016に参加したのもちょうど入社したての年で、上司にかなり無理を言って参加させてもらった覚えがあります(笑)
しかしEVO2016後、抑えきれない程のモチベーションと焦りを感じてしまった僕は退社を決意。上司と社長に相談したところ「そういう話なら業務形態を変えてみないか」と提案をもらい、業務委託(フリーランス)として働きながら様々な海外大会に遠征する日々を送ってきました。Candeeさんはその頃にお仕事でお世話になっていた会社でもあります。
時間に余裕ができるようになってからはメキメキと実力が付いていき、気が付けば国内外共にランクイン。その結果をCandeeのマネージャーさんに話しているうちに、「ウチの所属にならない?」とのお声掛けをもらい今日に至ったという訳です。
プロになって生活は大丈夫?気になる経済状況について
「前置きはいいからプロゲーマーってちゃんと生活できるのか教えろ!」という声がそろそろ聞こえてきそうなのでズバリお答えします。
これは契約している企業やチームによって異なるとは思うのですが、僕の場合は通常生活を賄える程度の金額を支援していただいてます。
ただしこれは最低限。海外の大会に定期的に参加したり、国内遠征を繰り返すためにはより多く活動を増やし、事務所からご紹介いただいたお仕事をこなしていく必要があります。
また今回の契約では時間の許す限り副業OKという内容となっているので、従来の動画編集、デザイン制作のスキルを活かしてクリエイター系の仕事を副業として兼任しています。なのでスマブラ専業のプロゲーマーという訳ではないのですが、その分収入面に関しては問題なく色々な活動に専念できそうです。
プロゲーマーって何をする職業なの?
僕にとってのプロゲーマーという人材を構成する要素のひとつにゲームを通じて何かを伝えられる能力があるというのがあります。
肝心の誰に何を伝えるのかの部分に関して。僕は小学生から高校生までポケモンにハマってポケモンに学生生活のほとんどを費やしてきましたが、その結果か周りからは
「またゲームやってるのか、ちょっと引くわ」
「ゲームばっかりで流行りとか全く追わないよね」
と冷めた反応ばかりされた覚えがあります(笑)
周りの大人や同級生は勉強と運動ができることを評価し、それ以外はあくまでも「趣味」としてカテゴライズされる環境。
自分が好きなゲームをどんなに突き詰めても、周りから評価されることは一切ない。少年時代を好きな分野に捧げてきた自分にとって、この誰からも認められない孤独のような感覚は常に自身の周りに付きまとってきました。
僕が伝えたい人は今まさに同じような孤独感と闘っている学生、そして同じような思いを抱いて大人になった方々です。
「ゲームを突き詰めることは決して無駄ではないし、恥ずかしいことでもない。」
現に自分はゲームとずっと向き合い続けてきたおかげで同じような境遇の仲間に出会え、トーナメントで活躍でき、現在はプロゲーマーという夢に描いていたような職業に就けました。そういう生き方を選択できたのは、好きなことを続けてきた結果そのものなのです。
暫くはプロゲーマーとして自身の想いを伝えられる環境づくりを目指そうと思っています。
トーナメントで勝ち上がり入賞を果たすことは当然として、メディア露出を増やせるようにライブ配信や動画コンテンツの制作もより多く行うつもりです。これらの自分の知名度を上げることは、そのまま自分が伝えたいことを知ってもらう環境作りに繋がるのです。
さいごに
長々と語ってしまいましたが、ざっくり自分の紹介記事でした!
これからもSmashlogの執筆一員として、面白楽しくスマブラに向き合えるような記事を書いていきます!
もちろんSmashlog意外でも活動はしているので、僕に興味を持ってくれた方は是非チェックしてみてくださいね!