こんにちは、Tsuです!
この度スマッシュログのメンバーとして活動することになりました。今後、記事や動画で参考になる情報を提供できればと思いますのでよろしくお願いします!
いきなりですが、今回は「ためキャンセル」についての記事を書きました。
記事内では主にサムスについて触れていますが、僕の使用しているルカリオについても関連深いテクニックとなっております。
ためキャンセルの活用、もしくは対策のためにぜひ役立ててもらえると幸いです。
それではメンバーとして初の記事、よろしくお願いします!
ためキャンセルとは?
溜め系の必殺ワザ(サムスのチャージショットやWiiFitトレーナーの太陽礼拝など)を溜め動作中にキャンセルすることをためキャンセルと呼びます。
チャージショット(以下CS)を溜めているサムスに空中から飛び込むと、サムスの空中前攻撃で対空されたことはありませんか?僕は何百回とやられてきました。
CS溜めを見せることにより、CSを警戒して空中から攻め込んでくる相手を、ためキャンセルジャンプからの空中前攻撃で打ち落とす、という一連の読み合いが行われています。
このように、ためキャンセルを絡めた読み合いは通常の読み合いよりも相手の行動を誘導しやすいです(特に初心者だと延々とカモられる、なんてことも…)。
そこでためキャンセルのパターンを整理し、ため中はどのような行動が可能なのか、どういう読み合いが発生しているのかを考えていきたいと思います。
ためキャンセルに対応しているキャラクターを使っている人はもちろん、そうでない人も対策のために知っておいたほうが良いでしょう。
ためキャンセルのパターン
地上でのためキャンセルのパターンには、以下の5通りの方法があります。
- シールド
- ジャンプ
- 横回避
- その場回避
- その場で中断
実戦ではそのまま撃つという選択肢もあるので、6通りの択があることが分かります。
空中では空中ジャンプと回避でキャンセル可能です。
その場で中断とは?
➄に「その場で中断」と書きました。他の選択肢と比べて少し分かりづらいので解説します。
CS系の飛び道具を溜めているときにシールドボタンを一瞬だけ押すと、ため状態をキャンセルしそのまま立ち状態に移行します。
立ち状態に移行するので、その後の行動は何でもできるということになります。
「飛び道具を溜めていると思いきや急にスマッシュが飛んできた!」なんてこともあり得ます。
ためキャンセル対応キャラを使っている人は是非練習してみましょう。ため中に小ジャンプ感覚でシールドボタンを押すとできます。
実戦でよくあるパターン
さて、ここまでは主な概要を解説してきました。
ここからは、実戦においてどのような使われ方をするのか考えていきます。
ためキャンセル対空
CS溜めを見せられると、ジャンプでCSの直線上の位置を避けながら攻撃を振りたいですよね。
そのような相手を、先に対空技を振って迎撃する、というのがよくあるパターンです。
サムスで例えると、ためキャンセル空中前攻撃or空中上攻撃ですね。
CSに被弾せず、かつ最もリターンに繋がる行動がジャンプ攻撃です。ですが、最も通したい行動ゆえに一番狙われやすい行動とも言えますね。
リターンのみ考えてしまうと相手の思う壺となってしまいます。軽率なジャンプ飛び込みは控えましょう。
ためキャンセル掴み
CSをそのまま撃ってくることを警戒してガードを固めてしまいますよね。
CS溜めを見せて相手にガードを誘導し、掴みを通すことも常套手段です。
サムスのようなワイヤーつかみを持つファイターは、シールドでためキャンセルをしてそのままつかみ入力から掴むことができます。
WiiFitトレーナーやミュウツーのようなファイターは、シールドボタンを一瞬押してその場でためキャンセルをすることによって、ダッシュ掴みをすることができます。
対策する側はガードを固め続けるのも良くない、ということになりますね。
シールドや回避
相手のCS溜めを見て、「撃たれる前に突っ込んでしまえ!」と考えてDAなどで突撃したことはありませんか?
シールドでためキャンセルをされると、シールドキャンセル行動で確定反撃をもらってしまいます。
こちらが撃墜帯ならば、そのまま1ストック失ってしまうこともあり得ます。
安易な差し込みは控えたほうが良いでしょう。逆にためキャンセルを使う側は相手のDAを誘う行動として実践してみましょう。
具体的な対策方法
ここからは対策です。ためキャンセルも完璧な行動ではありません。しっかりと弱点を理解して対応していきましょう。
ためキャンセルの弱点
ここまで読むと「ためキャンセルした後はどんな行動もできる」「対策のしようがない」という印象を受けると思います。
しかし、ためキャンセルには明確な弱点があります。それは、ためキャンセルには最低でも4フレーム(F)かかることです(空中ジャンプのみ5F)。
以下に、ためキャンセル時の各行動の発生タイミングをまとめます。
- シールド:5F
- ジャンプ:7F
- その場回避:無敵発生7F
- 前方回避:無敵発生8F
- 後方回避:無敵発生9F
どうでしょうか。こうして見ると意外と各行動の発生が遅く感じませんか?シールドは本来なら1F発生なのですが、ためキャンセル時には5倍もかかっています。
つまり、CS系の飛び道具を溜めている時には咄嗟に身動きが取れないということです。
奇襲のDAが飛んできたり逆に飛び道具を撃たれた時にガードが間に合わない、なんてパターンが想像できますよね。これこそがCSの弱点であり攻略の糸口となるのです。
読み合いを仕掛ける距離を考える
弱点は上記に解説しました。では具体的な対策としてどうすればいいのか。
溜めているときに突然DAをパなせばいいというわけではありません。「CSをそのまま撃つ」という択もありますからね。
また、遠い距離からDAなどで差し込もうとすると、いくら発生が遅いとはいえガードが間に合ってしまいます。
以上のことを考えると、どうすれば良いのか。
つかみが届かず、CSを見てからガードできる距離で立ち回ることが重要です。
CSを撃たせれば、再度溜め直すまでに時間がかかります。とりあえず撃たせてガードできれば次の読み合いが低リスクになり楽になります。
掴みが届かない位置(何度もサムス想定で申し訳ないですが、グラップ掴みのリーチ以上の間合い)で待っていると、注意すべきはCSのみということになります。
これだけは意識配分してガードできるようにしましょう。近すぎず遠すぎない位置をキープできれば、こちらの差し込みも相手に意識させて圧をかけることができます。
ここで大事なのは、うかつにジャンプ飛び込みをしてはいけないということです。
もちろん、事前に何度も様子見ジャンプをしていたり読み合いの布石を置いておいた場合にはこの限りではありません。
しかし、安直なジャンプ飛び込みをしてしまうとカモとなってしまいます。
相手は何度もジャンプ飛び込みを狩ってきたわけですから、対空には相当慣れていると思っておいたほうが良いでしょう。
CSを恐れずに地上でどっしりと構えること。「どんどん撃ってこいや!」の精神で構えられると、CSを溜めている側からしても厄介です。
CSが溜まってしまったらとりあえず撃たせて、次のCSがまだ小さいうちにガンガン読み合いを仕掛けましょう。
さいごに
ためキャンセルについて、仕様とその読み合いの一部を解説させて頂きました。主に対策部分について触れましたが、逆に言えば活用方法ともとれます。
「(サムス視点で)掴みが届かない位置で待ってるなら、ためキャンセルから深めに掴みを振ったら掴めるのではないだろうか?」
「中距離でのジャンプ様子見が多いな、その場ためキャンセルからのDAが通りそうだ。」
といったふうに、読み合い自体が一段階進化します。
これこそがスマブラの醍醐味だと思います。
お互いが対策し合い、お互いがより高い次元に登っていってよりレベルの高い試合ができるようになると楽しいですよね。
というわけで今回はこのくらいにしておきましょう。
ありがとうございました!今後ともよろしくお願い致します!