こんにちは、ウメブラ33優勝してEVOまで気合い入ってるあばだんごです。最近スマブラに関する攻略を書きすぎて今後ネタが尽きないか心配です。
今日はスマブラにも役立つ、「試合全体を見る」という考え方を伝えようと思います。試合全体を見れるようになると、試合の流れを作って勝ちやすくなります。
この考え方はスマブラだけでなく、他ゲー、その他の分野でも使えると思います。
ただ文章化するのがかなり難しかったので、一プレイヤーの考えの断片だと思ってください(;-;)
この記事の目次
「試合全体を見る」という考え方
「試合全体を見る」という考え方は、部分に注目しすぎずに試合の流れを決める要所を抑える、ということです。(少なくともこの投稿内ではそういう意味で話します。)
反応がモノを言うゲームの世界では、細かい部分の反応や操作精度についてはプレイヤー性能が高い人には勝てません。ここは詰めても詰めても、出来る人と出来ない人の差が生じると思っています。
また若いプレイヤーは部分に集中し続けても体力的にゴリ押しできるのですが、年齢的に上のプレイヤーは試合中全てにおいて全力で集中し切るということは難しくなってきます。
「試合全体を見る」ようになると、試合の流れを決める要所を抑えられるので、ゲームメイクがうまくなれます。
また要所を抑えて集中するところで集中し、余分な思考を排除できます。むしろ経験が生きる考え方であるので、長年プレイしているプレイヤーのほうがこの考え方は得意です。
この考え方は「大局観」にも近いかもしれません。羽生善治さんの著書の「大局観」とかウメハラさんの著書のいくつかにもっと腑に落ちる形で書かれていると思うので、興味ある方はそちらも読んでみてください。
中級者は部分に注目し過ぎがち
初心者を抜けた中級者は、1つ1つの行動に対してここが悪かったから次はこう直そう、ということを意識していると思います。
その考え、取り組み自体は悪くないのですが、これに固執しすぎると、試合の流れを決める要所を見落としがちです。また神経質、完璧主義の人も当てはまりやすいですね。
スマブラでいうと、撃墜されたときの技をなぜくらってしまったのかに注目しすぎて、なぜそもそもそういう状況になったのか、試合全体の流れをまったく見れていないのがそういう状況です。
部分 → 全体に視野を広げていくのがコツ
「試合全体を見る」には、なぜそうなったのかの視野を部分から全体に向けて広げていくのが重要です。原因の深掘りをしていく感じです。
当たり前のように聞こえますが、これが出来ているプレイヤーはそんなに多くありません。
部分から全体に視野を広げていくと、「試合全体見る」ことができるようになり、ゲームメイクがうまくなれます!
初心者上がりの中級者や神経質な人は、「なぜこの技を食らったのか」という反省の固執しすぎて、「なぜその状況になったのか」という考えをせずに終わってしまうことが多いです。
中級者を脱するためにも”なぜ”の視野を広げていきましょう。気持ちはなんでも知りたがりの小学三年生です。
まずはイメージしづらい人向けにスマブラの例を出していきます。
例: ロゼッタ&チコ戦の撃墜争い
ロゼチコ戦での撃墜争いのシーンを思い浮かべてください。チコがいる状況でお互い100%越えの状態でチコの上スマッシュを決められて撃墜されてしまったとします。
最初に反省すべきはなぜくらってしまったのかですね。逃げたいジャンプをしたところか、ダッシュをしてしまったのか、上スマ以外で撃墜されないのにガードが甘かったのか、などなどが上げられると思います。
視野を広げると、なぜそもそもチコがいる状況を作ってしまったのかを考えます。もしかしたら上スマの場面の1つ前にチコを倒しそこねた場面があるかもしれないです。
更に視野を広げると、チコがいないロゼッタに対して無理に攻めて受け流されてしまったかもしれないですね。チコがいないときロゼッタに攻撃をくらわないようにして、チコが出現したタイミングを見計らって投げたりして、チコのリスポーンを狙うとかも出来たかもしれません。
もっともっと視野を広げると、そもそもなんで100%越えの状態を作ってしまったのか、ダメージレースを負けてしまったのかなんてことも考えることも出来ます。
もっと極論を言ってしまえば、ロゼチコ相手になんでこのステージを選んだのか、キャラを選んだのかっていうことも言えてしまうわけです(極論過ぎますが…)。
このように部分から全体に視野を広げていくのが「試合全体を見る」ということに繋がってきます。
例: ラインと崖狩りの関係
ロゼチコ戦の例は主に時間軸で部分から全体に視野を広げていきましたが、横の差し合いでも部分から全体に視野を広げていくことができます。
例としてミュウツー対ロックマンの崖上りを狩られたシーンを想定します。ミュウツーはロックマンに対して有利を取っていますが、崖上りだけはどうしても弱く、そこだけが懸念です。
まず最初に考えるは、どうして崖上りを狩られたかですね。なんでこの崖上りを選択したか、などを考えます。しかしミュウツーは崖上り自体は弱いのでどうしようもないです。(とします。)
視野を広げて、なんで外に出されてしまったか、崖に掴まる原因はなんだったのかということを考えます。
ロックマンが外に出す技の多くは、投げかロックバスターなんで、それをできればくらいたくないですよね。でも人間なんでロックバスターを絶対にくらわないことは不可能です。
ではもう1段階視野を広げると、なんでロックバスターをくらったら外に出てしまう位置で戦っていたのか、ということが思いつきます。
「ラインを上げて中央付近で戦えば、ロックバスターを1回はくらっても崖を掴む展開にはならない」という1つの対策が横の差し合いの視野を広げていくことで生まれます。
格ゲーでも画面端にさえ行かなければなんとかなるとかそういう状況にも当てはまります。最後に当てられた技のことだけでなく、その技を当てられる状況になってしまったラインの取り合いについても視野を広げていきましょう。
まずは試合後の反省から視野を広げて「試合全体を見る」練習をする
いきなり「試合全体を見る」ことは不可能なので、試合後の反省で練習しましょう。
対戦後の脳内振り返りだけだと思い出せないことも多いので、リプレイや動画で見直せるといいですね。
今の御時世、試合後にリプレイは撮れるし、大会の配信台に映ることができれば配信アーカイブに残るので、これを活かさない手はないです。
スマブラ4のリプレイは早送りや巻き戻しが出来ないので、めんどくさい人はキャプチャボードで直接動画を撮って、自由に早送り巻き戻し出来るようにしておくのもありですね。
あばだんごは自宅でMonsterX U3.0R、出先ではAvermediaのAVT-C878を使っています。
「試合全体を見る」を実戦に活かす
反省をして「試合全体を見る」練習をしたあなたは、それを実際に大会などの実戦に活かしていきましょう!
「試合全体を見る」ことができると、ゲームメイクがうまくなっているはずです。
ここはある程度強気に読み合いにいってもいい、外しても次の読み合いの布石になる、などの攻めの仕掛けもできるようになります。
またここだけは抑えておかないと痛い目に遭う、などの守りについての意識も高まります。
大会で優勝するようなプレイヤーは「試合全体を見る」ができています。中級者からなかなか脱せない人はぜひ意識してみてください!
まとめ
部分から全体に視野を広げて、試合の要所を抑える「試合を見る」ということについて書きました。何かとわかりづらい感じになってしまって申し訳ない(;-;)
僕も勉強中の部分なのでもっと整理できたら改めてこの投稿に近い内容を書いていきたいと思っています。ありがとうございました?