キャラ対策、よく聞く言葉だけどどう考えれば良いかの方法論ってあまり統一されたものがないですよね。
上位勢の中でも100人いたら100人なりの対策の仕方があると思うんでそれは仕方がないことなんですが…。
僕はこうやって考えるようになってキャラ対策が整理しやすくなったなという方法論があります。
今回は、僕が実践するキャラ対策の考え方についてなるべく詳細に共有しようと思います。よろしくお願いします!
闇雲にメモをするのではなく、整理しやすい軸で分けて整理をする
決してスマブラだけに言える話ではないと思いますが、情報は整理しないと頭に入りづらいと思うので何かしら自分にとって整理しやすい軸で分けて考えるのが良いです。
例えば、スネークでパルテナを対策する際にメモを取るとして、
- 着地時には空上を一番に警戒する
- 地上ではしゃがみを多めに立ち回る
- こちらが170%を超えたら相手がDAを狙いやすいから警戒を強める
- 復帰阻止はニキータで崖掴まりの瞬間を狩る
- 相手の横Bに当たっちゃいやすいから注意をする
- 序盤の上り空Nは一番に警戒をする
- 空上着地狩りを気にして回避をしすぎたらスマッシュを喰らうから一旦崖に逃げる
みたいな書き方は最初は全然良いと思うんですけど、思い付きベースで書いた上のようなメモは大きく2つの問題点が発生しやすいです。
➀書いてあるメモの指し示す状況がバラバラすぎて頭に入りづらい
そのまんまなんですが、お互いが地上にいる時の話なのか復帰阻止の話なのか撃墜拒否の話なのか、みたいな色々な話が混合して羅列されています。
これは覚えられるなら全然いいんですけど、結構普通の人は頭に入れづらいと思います。
優先度もカテゴリ分けもされていない箇条書きは精々上半分だけ覚えるのが関の山かなと凡人の自分は思います。
➁考えなければいけない状況を考えていない場合が発生しやすい
抜け漏れというやつなんですが、これは地味に可視化されづらい弊害だと思います。
思い付きベースで箇条書きを20項目書いたけど、実は大事な撃墜レースのことだけ一切考えられていなかった!ということも発生し得るかと思います。
状況を立ち回り、撃墜レース、崖、復帰、着地の5つに分ける
この記事で言いたいことの7割くらいがこれです。上の章で説明したことも踏まえ、何かしらのフレームワークで状況を分類することが頭の整理に繋がりやすいです。
そこで自分は試合の中で発生する状況を、以下の5点に分けることにしました。
- 立ち回り(お互いがステージ上で自由に技を振れる状態)
- 撃墜レース(自分が相手を撃墜したい時、相手が自分を撃墜したい時)
- 崖(自分が上がる時、相手が上がるのを狩る時)
- 復帰(自分が復帰する時、相手が復帰するのを狩る時)
- 着地(自分が着地をする時、相手が着地するのを狩る時)
大きく分けると5通りで、その下の階層まで分けた細かい分類だと9通りですね。
僕の考えるキャラ対策はこの9通りに対してそれぞれ何かしらの考察を入れて行くイメージです。
次の章では具体的にどんな感じのメモになるか、スネーク対パルテナのカードで僕が考えてることの一部を例として記載します。
スネーク対パルテナ キャラ対策メモ
パルテナなのは特に意味はないんですけど、比較的まとめやすい部類のキャラではあると思ったので採用しました。
立ち回り
- 手榴弾は相手のNBに止められることが多いので、出すならN投げが中心で、タイミングが噛み合わずNBをガードさせられた場合は無理して投げずに一旦やりすごす
- 基本的にスネークから前に詰めて、下強とDAの間合いに入りつつ相手の飛び(上り空N、下り空後、空前)に対処しやすいようにしゃがみを多く使う
撃墜レース
自分が撃墜したい時
- ニキータは比較的当たる読み合いになるので、地上でDAや下強等ローリスクな技を当てて浮かせてから復帰阻止や崖上がり狩りの展開で撃墜を狙う
- 相手の掴みリーチがそこそこ長いので、近距離で上強をガードさせるとガーキャン掴みをされることが多いので他のキャラよりは振りづらいものとして考える
相手が撃墜したい時
- 地上では空後、横B、後ろ投げ、ダメージが溜まってくるとDA辺りが直接撃墜される技になり得るので警戒する(特に横Bは他の%帯で気を抜いても良いところで飛んできがちなので140%くらいから意識を強くする)
- 基本的にこのカードでは一回浮かされてから着地狩りの空上or地上技の2択読み合いになることが多い 着地狩り拒否については後段参照
崖周りの駆け引き
自分が崖を上がる時
- 空後と後ろ投げは両方怖いけど、空後を警戒しすぎてその場上がりを安易にしたところ後ろ投げをされる展開が多いので、若干怖くてもジャンプ上がりはリスク承知でする
- 回避上がりは一点読みされて大リターン技もらわない限りは撃墜までは到達しづらい
自分が崖を狩る時
- 崖付近(その場上がり・ジャンプ上がり、攻撃上がりに対応できる位置)で様子見から上強狙い
- 崖付近にいるのを見せつつ、上り空中Nや回避上がりに対応できる位置までステージ側に若干引きステップで戻って様子見も混ぜる
復帰関連の駆け引き
自分が復帰をする時
- ジャンプサイファーが相手の空後に引っかかるような軌道にならないように気を付ける
相手が復帰をする時
- 飛び方次第ではあるけど、基本上Bを使わないと戻れないような飛び方であればニキータ一択。崖掴まりの瞬間に刺さるような軌道にするか、裏択でダイレクトに復帰体勢に入る前の相手に狙うかのどちらか中心
着地関連の駆け引き
自分が着地をする時
- (ステージ次第だが)基本的に上手い相手であればあるほど、ステージの真ん中に着地できる時を除いては安全な着地ルートがないので、一旦崖に逃げる方が良さそう(崖掴まりの瞬間も狩られやすいのでここはまだ判断が難しい)
- 基本的にはジャンプ空上をしに来るルートになったら急降下通常空中回避で、たまに急降下から無理やり空中攻撃を振りつつ降りたりしてごまかす
相手が着地をする時
- 基本は相手の真下を位置取りつつ、下り空中攻撃に警戒してしゃがみを見せながらDAを当ててターン継続をするのが強い
- 地上付近でしか読み合いをしないと高い位置で相手が自由に動きやすいので、思い切ってジャンプ空上とかを当てに行くのも必要
- 撃墜を狙いたい時に関してはダッシュから上強狙いも、相手のミス待ちには近いけどリターンが高くて多少強い
おわりに
以上、自分の実際の対策も含めてこんなことやっていますという趣旨の記事でした。
キャラ対策メモって人によっては何千字とか書いてる人もいると思いますし別にそれは良いと思います。
しかし、振り返って考えると上に書いたくらいのレベルで理解できていれば実戦では十分じゃないかなぁとも思います。
何かしらの参考になれば嬉しいです、ありがとうございました!