スマブラの「シールド」と格闘ゲームの「ガード」の違いを理解しよう

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みなさんこんにちは、キシルです。

今回は、初心者向け記事としてスマブラのシールドについてまとめます。

スマブラのシールドは一般的な格闘ゲームの「ガード」と比べるとかなり特徴的ですので、特に他の格闘ゲームをプレイしていた人にとっては認識違いを生みやすいと思います。

今回の記事で特徴をしっかり理解していただければと思います!

格闘ゲームの「ガード」との違い

一般的な格闘ゲームのガードとの違いを知ることで、スマブラのシールドの特徴が理解できると思います。

格闘ゲームを全く知らない人には難しいお話かもしれませんが、ぜひ頑張ってお付き合いください。

表・裏の概念がない

まず正しく言うと、理論的にシールドの表(前側)で防御したか、裏(後ろ側)で防御したかによって差はあります。

後述しますが、シールドキャンセルが絡むとかなり差があります。基本的に前側で防御した方が防御側にとって良いことが多いです。

しかしながら、ストリートファイターなどの一般的な格闘ゲームにおいてはそもそも裏側から攻撃を受けるとガードできません。

裏側に回られたとしても、突然ガード不能になるということはスマブラにはないですね。

上段・下段の概念がない

こちらも正確に言うと無くはないです。

スマブラのシールドは張り続けている、もしくは攻撃をシールドすることで小さくなります。

これによって身体がシールドからはみ出ていると、シールド漏れが発生し攻撃を受けてしまいますね。

「シールドシフト」というシールドの位置をずらすテクニックによりシールド漏れを防ぐことが可能なのですが、これによって上側を守る/下側を守るという概念が発生し、気持ちとしては上段/下段のような概念が生まれます。

なので正確に言うとスマブラにも上段・下段の概念は存在はしますね。

しかしながら、こちらも一般的な格闘ゲームにおいてはそもそも上段ガード/下段ガードが異なり、上段ガード中に下段技を受けるとガードできません。

スマブラのシールドは小さくなっていなければ高い位置の技でも低い位置の技でも基本的に防御できますよね。

これは大きな違いです。

スマブラにおける「固め」の展開

ストリートファイターなどの格闘ゲームと比較すると、スマブラにおいて「固め」という展開はかなり限定的です。

※固め…相手に技をガードさせることで生まれる有利状況。連続で技をガードさせる、投げにいくなどの攻めに転じることができる状態。

一般的な格闘ゲームでは、弱攻撃、中攻撃のほとんどがガードさせた場合先に動くことができるのに対し、スマブラでは技をシールドで防がれると、シールド側が先に動ける場合がほとんどです。

ここらへんは格闘ゲームをプレイしたことのある人にとってはかなりの違和感があるかもしれません。

え!?小技をガードされると不利になるの!?

シールド解除硬直とシールドキャンセル

ここまで露骨にシールドが強いかのような解説をいたしました。しかし、格闘ゲームのガードと比べてスマブラのシールドには非常に弱いポイントがあります。

それが「シールド解除硬直」です。

スマブラのシールドは、発生こそ1フレーム(1/60秒)ではございますが、なんと解除するときには11フレームもかかってしまいます。

格闘ゲームにおけるガードは後ろ入力のため、後ろに引いてしまうというデメリットがあるものの、一瞬ガードを入れても次の動きにそこまでの支障はきたしません。

一方、スマブラはシールド発生→解除によって大きな硬直を背負うことになります。

なーーーんだ。じゃあ結局固められちゃうじゃん!さっきの説明なんやねん笑

と思われたかもしれませんが、スマブラにおいてはこのシールド解除硬直をなくす、「シールドキャンセル」が存在します。シールドキャンセルによって、シールド状態から切り返すことができるわけですね。

シールドキャンセルについては他記事で解説されておりますが、対応している行動が限られます。なんでもかんでもシールドキャンセルできるわけではありません。

できる行動が限られる関係上、前述した表・裏の概念が発生するわけですね。

結局スマブラのシールドってどうなの?

序盤に解説した内容でご理解いただける通り、相手の攻撃を一旦防御するという目的において、シールドは最強です。

表裏の概念も、上下の概念もありません。基本的にほぼ全ての技を防御することができます。

一方で、シールドを一度張ると解除する際に隙を晒してしまうのがスマブラの特徴です。

要するに、相手の攻撃を受けるシールドは強力だが、「とりあえずシールド」してしまうと動きが不自由になる。

これがスマブラのシールドの特徴だと言えますね。

シールド後の展開はキャラにもよる

上記を前提の上で、シールドキャンセルを含めると、シールドを張ることがいいことかどうかはキャラごとにも変わります。

シールドキャンセルで出せる行動の強さが、キャラによって異なるからですね。

シールドキャンセルで出せる技が弱いキャラだと、必然的に切り返しの能力が弱くなり、シールド後も不利な状況になりやすいです。

なのでまずは自分の使用するキャラがシールドキャンセルで強い選択肢を持っているかを確認し、シールドについての理解を深めると良いでしょう。

最後に

「上位勢はあまりシールドを使わない」みたいな話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

今回の内容を理解していただくと、若干理解できることがあるかもしれません。

シールドをどのように使っているかに注目して上位勢の試合を観戦するのも面白いかもしれませんね。

最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました!

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