こんにちは、Tsuです!
今回はエッジガードについて解説します。
エッジガードとは広義で崖周辺の復帰阻止を意味しますが、今回は“崖上がりを狩る”という意味で使用しています。
エッジガードを制する者は試合を制すると言っても過言ではないので、しっかりと理解を深めていきましょう!よろしくお願いします!
キャラクターによって崖上がりの強さが違う
大前提として、キャラクターによって崖上がりの強さは変わってきます。
パルテナやMr.ゲーム&ウォッチなど、崖を上がりながら判定が強い技を振れるキャラクターは強いです。
おまけに大火力に繋がるので迂闊に狩ろうとすると大ダメージを受けてしまいます。
ゼロスーツサムスは下Bのフリップジャンプで無敵状態で崖を上がる事ができますし、シュルクならモナドアーツ「翔」や「盾」で強引に上がれます。
こうして見ると崖上がりの強さはキャラランクに大いに関与すると考えられますね。
それほど崖上がりは勝負の根幹に関わる重要なファクターなのです。
しかしどんなキャラクターであろうと崖上がりには一定のリスクが伴います。というかほとんどのキャラクターは崖上がりが弱いです。
基本的に崖外もしくは崖つかまりという状況自体限りなく不利ということを理解しておきましょう。
5種類の崖上がり択を整理する
崖上がりの択としては、以下の5種類の択が存在します。
- その場上がり
- 崖上がり攻撃
- 回避上がり
- ジャンプ上がり
- 崖離し行動各種
①~④は(細かいモーション差はあるものの)どのキャラクターでも同様ですが、崖上がりが強いキャラクターは主に⑤で差をつけていると思われます。
詳しくは以下のあばだんごさんの記事を参照してください。
比較的安全とよくいわれるのがジャンプ上がりですが、どの行動を選択してもそれなりのリスクはあります。
主にジャンプ上がりを意識する
比較的安全なのはジャンプ上がりです。全体フレームが短く確認ができないためですね。
ゆえに崖上がりを狩る場合、相手はジャンプ上がりを選択する可能性が高いです。
基本的にはジャンプ上がりを狩る意識をしましょう。
崖上がりの具体的な狩り方
ジャンプ上がりは全体フレームが短く、確認してから技を振っても間に合わない事が多いです。
そんなときは置き技を使います。持続の長い技を崖上がりの位置に置きましょう。
フォックスやリンクの空Nなど判定が強く持続が長い技が理想です。ジョーカーの場合も空Nを置くことが多いですね。
他にもAボタン長押しでの弱置きが効果的です。リュウやケンの上弱攻撃や下弱攻撃連打もよく見られます。
ジャンプ上がりは直接見て狩るのではなく、技に引っかかるのを待つイメージです。
他の崖上がりも狩れるかも?
置き技を使うと、相手がジャンプ上がりをせずに他の上がり方をしても狩れる場合があります。
例えば相手が崖離しからジャンプ攻撃を選択した時、こちらの技の判定が強ければ相手の空中技に打ち勝つことができます。
その場上がりを選択した時は単純に置き技の持続が当たったり、空中攻撃を置いたならば着地してから掴みなどが間に合う事があります。
空中攻撃を置きながら回避上がりの位置に移動することで回避上がりを狩ることもできます。
このように崖において置き技は絶大な強さを発揮します。
一歩上を目指すなら、一つの択を潰しながら他の択を見ることを意識しましょう。
相手が撃墜帯の時は狙いを変えてみる
さて、基本的にはジャンプ上がりを狩りましょうというお話をしました。しかし相手が100%前後の状況では少し話が変わってきます。
ジャンプ上がり狩りの置き技では吹っ飛ばしが弱く相手を撃墜する事が難しいです。
せっかくの有利状況をターン継続のみで済ませてしまうのはもったいないし、全てを狩り続けるのも困難なのでいつかステージに復帰されてしまいます。
相手が高%の時は相手の崖上がり行動を上手く読んで手痛い一撃を当てたいところですね。
撃墜が一番多いのは崖!?
僕の長年の経験上という話になってしまいますが、撃墜が一番多い場面は崖の攻防にあると感じます。
上手い人同士の試合になるとお互いに撃墜拒否が上手く、ニュートラルでの差し合いでは撃墜が難しいです。
その点崖上がりは人類平等に有利不利がハッキリしています。どんなに上手いプレイヤーでも安全に崖を上がる事はできません。
撃墜に困っている人は相手の%を溜めてとりあえず崖外に出す事を考えましょう。崖上がりの読み合いという有利状況を強制的に作る事を意識します。
他の行動で相手を揺さぶり誘う
“基本的にジャンプ上がりを狩る”というスタンスはそのままでも良いですが、「この一発を通したい」という方におすすめなのがこちらの方法です。
簡単な例を挙げますと、相手の崖捕まりに対して空N(フォックスやリンクのような空N)を置いているとジャンプ上がりは通りませんが、崖上がり攻撃や回避上がりは通してしまいます。
逆に言えばここがミソで、空Nを置いていると相手の回避上がりや崖上がり攻撃を誘導しやすいということになりますね。
空Nを振りながら回避上がりの位置に移動することで回避上がりをケアしたり、空Nを振り続けると見せかけて突然ガードを張ったりすると崖上がり攻撃を狩ることができます。
ここまで読み切れれば撃墜は簡単です。相手の長い後隙にスマッシュなどの大きい攻撃を当ててやりましょう。
設置技で崖上がりを制限する
キャラクター限定の話になってしまいますが、設置技を上手く使うことで相手の崖上がり択を潰すことができます。
例えばしずえのハニワを回避上がりの位置に設置することで、回避上がりを自動的に狩ってくれるので意識を割く必要がなくなります。
その場上がりやジャンプ上がりを読みやすくなるので撃墜技を置くチャンスです。
リンクの爆弾やロボットのコマをその場上がりの位置に設置するというセットアップも非常に強いです。ジャンプ上がりとその場上がりを同時に潰すことができます。
設置技のヒット硬直中に撃墜技が確定するので、当たってしまえば即撃墜することもできます。
このような設置技は撃墜帯でなくとも強いですが、撃墜帯では特に重宝します。
相手の行動パターンを予測する
ちょっと難しい話になってしまいますが、試合中に情報を収集して相手の行動パターンを分析することも重要です。
「撃墜帯でも安定択を取り続けるのか」「裏択を選びがちなのか」など、1~2ストック目で意識しておくと後々役に立ちます。
ここは人それぞれの性格が出てくる所なので明確な回答が無いゆえ、読み合いの楽しさを感じる所でもあります。
最後に
今回は”崖上がり狩り”という意味でエッジガードという言葉を使わせていただきました。
しかし本来エッジガードは崖周辺での復帰阻止を意味するので、崖つかまりの2フレーム狩りや崖奪いなどの要素も存在します。
これらの要素も考えると、いかに崖周辺が撃墜と隣り合わせの危険地帯か想像がつくと思われます。
機会があればその他のエッジガード要素についても考察し解説したいと思います。
初心者の方にとっては少々難しい話になってしまいましたが、一皮剥けるためには必要な過程なので是非挑戦してみてください!
ありがとうございました!